航空関連


これは私がまだ新人だった時のことです。

私達が空港で働き始める前には、座学といい、マナーだとか搭乗手続きだとか

色々お勉強をします。その過程で小テストのような物があり

最終的なチェックに合格し、晴れてエアラインの地上職員としてデビューを果たすわけです。

デビューしたばかりは、真新しい制服を身にまとい目をキラキラさせて、期待で胸を膨らませていました。

ルンルンって!始めの数週間は先輩に金魚のフンのようにくっつき

1から100までみっちり仕込まれます。これをOJT(on the job training)といいます。

OJT中はどんなささいな事でも目立ってしまう、四六時中どこかで目が光っているような緊張の

日々を過ごします。あれは・・・OJT4日目の事でした。

私達の仕事のスケジュールは4日出勤、2日休日というものでした。

一日の仕事を先輩に迷惑をかけながらやっと終え、「あ〜明日からやっとお休みだね!」

なーんて呑気な事を同期と話していたら・・・

「新人ちゃん、ちょっと残って!」とお呼び出しがかかってしまいました。

「なんだろ・・・。」嫌〜な予感は的中し、4日間の私達の働く姿勢についてのお叱りでした・・・。

「新人の間は15分休憩があったって、勉強しなさい。

先輩が嫌がる仕事進んで引き受けなさい。重い物は新人が持つ。

休憩中であっても私語は謹んで、何か出来る事はないか探す!

考えが甘すぎるのよ。大体上司からも今年は出来が悪いけど

大丈夫なのかって私達が叱られてるのよ。私達が教えられる事にも限度があります。

向いてない、無理だと思うなら辞めてもらった方がいいから。」

名指しで、要注意とされている人もいます。

「今度の休日で心を入れ替えるか、他の仕事探すか考えてきてください!」

・・・”(怖いです・・・・なんて職場に入ってしまったの・・・)”

入社して何もかもキラキラ・・・だったのに、崩れ落ちてしまいました。

入ったばかりで、最初の試練。それからはいつ、どこで品定めされているのかと生きた心地しなかったな・・・。

失敗なんて誰でもするけど

当時は「どうしよーーーー!!!やばいわーーー!」って半べそでした。

今思えば社会人として当たり前の事も多くて(度が過ぎる事もあったけど)。

それに色々な事に目を配る、嫌な事だって進んで引き受けるって

接客に繋がっていきますしね。「言ってもらえるうちが華。」

私が教える立場になってやっと気づいたわけです。

あれは先輩の愛のムチで

今となっては憎まれ役を買って出てくださった先輩に感謝です。

「言いたくなくたって言わなきゃいけない立場ってあるもんな。」 

ここまで続けられたのだってその時気合入れてくださったからかしらと。

強くなくてはグラホは勤まりません!いじめがあるとか厳しいとか

確かに「・・・」って事もあるでしょうが、何より大変で凹むのはお客様相手の時です。

 こんな事なーんかなんともなくなる位これから様々な試練が

私を待ち受けていましたから・・・。

それはまた後ほど!