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到着ロビーには、特に夏になると飛行機の到着を心待ちにしていらっしゃるお客様で混雑しています。
お子様一人旅のお出迎えの方、遠く離れた恋人の到着を待ってらっしゃる方など・・・。
お子様一人旅の方がいらっしゃる場合は係員が必ずお出迎えの方に直接お引渡しを致します。
そのため、前もってお出迎えの方がいらしているかを確認致します。
その日はやはり夏休みという事もあり、1便に多くのお子様一人旅の方がいらっしゃいました。
順調にお引渡しをしていく中、ある男の子のお出迎えの方が見付かりません。
『待っている場所をまちがえているのかしら?』
男の子を他の係員に見ていてもらい、私はお迎えの方探しに行きました。
予定だと、ご両親がいらっしゃるはずだったのですが・・・。
他社の到着ロビーや出発などありとあらゆる所を探しましたが見付かりません。
館内放送も致しましたが・・・やはりまだお見えになっていらっしゃいませんでした。
『道も渋滞しているし少し待ってみよう・・・』
私は男の子に『ちょっと遅れているみたいだね、待ってみようね』
といい、一緒に待っていました。
飛行機のプラモデルを作って遊んだり・・・
でもやっぱりその子も不安なんですね、キョロキョロと落ち着かない様子でした。
10分くらい経ち、またお声掛けに外に出ましたがやはりいらっしゃっておりません。
『お母さんかお父さんの携帯の番号わかる?』『・・・知らない・・・』
『困ったな・・・。ご予約の時にいただいたご自宅の番号にかけてみよう。』
電話をかけるとお母様がお出になりました。
『○○航空のものですが、☆☆ちゃんのお出迎えの方は空港にいらっしゃってますか?』
『あ!時間間違えてました!すぐに向かいます!』
飛行機到着のお時間を勘違いされていたようなんです。
念のため携帯の番号を伺い、こまめに連絡をとりながらお待ちしました。
幸い、さほど遠くない場所からだったので1時間くらいでいらしゃいました。
待っている間も『今向かっているからもうすぐだよ。ごめんね、寂しいよね?大丈夫?』
と男の子とお話をすると『全然大丈夫だよ!』と元気に答えてくれました。
『本当は不安なんだろうな・・・』
トントントン!と自動ドアーをたたく音がし・・・『すみません!』ようやくご両親がお見えになりました。
するとさっきまで笑顔でいた男の子は『ママー!』と泣きながらお母様に走って抱きつきました。
無事にご対面を果たし、ご家族は笑顔で帰っていきました・・・。良かったね。
本当は不安で、寂しくて、泣きたかったのに、頑張ったんだね。とってもえらかったね!